ダナンに住む外国人カップルへのインタビュー

インタビュー
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シンチャオー、皆さんお元気ですかー、グエンです。
今回はダナンに住む外国人カップルにインタビュー記事になります。ダナンには多く外国人が住んでいると思いますが、実際にベトナムに長期間住んでみてどうなのか、困ったことがないか、住み心地などなどを聞いてみたいと思います。それでは今日も元気に、レッツゴー!

Kenさんとの出会い

今回インタビューに応じてくれたのはアメリカ人のKenさんです。Kenさんは8年前にベトナム人女性と結婚して7年前にダナンに来ました。それ以来ダナンに住んでいます。アメリカとダナンを数カ月の間隔で行ったり来たりする生活をされているようです。

私グエンちゃんがKenさんと知り合ったきっかけはひょんな事でした。朝ジョギングをしていたら、ビーチ沿いの通りでゴミ拾いをしている外国人を見かけました。私はビーチでゴミ拾いをするボランティアグループを何度か見かけたことがあり、ずっと気になっていました。一度彼らにインタビューしたいと思っていたので、彼らに関しても何か知っているかと思って話しかけてみました。

外国人イコール英語を話せるという固定観念がありますが、それは間違った固定観念で、特にベトナムにいるとそれを強く感じます。というのも、ベトナムにはロシア人が多いので、英語をまったく話せないロシア人も多く、見かけ上英語を話す外国人と思っても話しかけるとまったく通じないパターンが結構あります。

グエンちゃんはお恥ずかしながらベトナム語はほとんど話せないので、とりあえず英語で話しかけてみました。すると、アメリカ英語のアクセントで答えてくれました。しかも、ラッキーなことにゴミ拾いボランティアグループ(Trash Hero)の事も知っていて親切に教えてくれました。30分ほど一緒にゴミ拾いを行い、礼を言ってその場を立ち去りました。その翌日もKenさんは同じ場所同じ時間帯にいました。前回同様ゴミ拾いを手伝いました。そして、終わった時に、少し話をしてみるとKenさんはベトナム人女性と結婚されて、ゴミ拾いのビーチ近くに住んでいるとの事でした。そして、Kenが奥さんと出会った事などいろいろと話してくれました。私にとってはあこがれの国際結婚です。とても興味があったので、近いうちにコーヒーでも一緒に行こうと言ってお互いの連絡先を交換してその場を去りました。

2日後にKenさんからメールがあり、Kenさんの自宅に食事に来ないかというお誘いでした。私は喜んで承諾し、奥様とKenさんにインタビューをして良いかと聞きました。もちろんOK、との事で早速ティエンちゃんを誘ってKenさん宅に行ってみました。

Kenさんの自宅はマンタイビーチから徒歩15分程度奥に入った場所で、観光客がまったく入らない地元の人たちの住宅エリアです。おそらく車も入れないくらい細い路地を入ると、近所には小さい商店や学校があり、子供たちが元気に走り回っている光景がありました。どことなく昭和レトロの日本を思い出させる雰囲気があります。(私は生まれてないけど…)
Kenさん宅は典型的なダナンのローカルな住宅です。ツルツルのタイルフロアー、に高い天井、玄関手前にはバイク置き場。古い家を購入して何度かリフォームを重ねたそうです。決してゴージャスという感じはないですが、どことなくアットホームな住みやすそうなお宅でした。

インタビュー内容

ティエンちゃん
ティエンちゃん

今日はご参加頂きありがとうございます。

私たちはFantastic Dannagという日本語でダナンの生活情報を発信している
Blogを運営しています。

先日グエンさんがKenさんに話しをして、お二人の出会いの話を聞いて素敵だという事で、
今回インタビューさせてもらいたいと思いました。

早速ですが、お二人の出身地を教えてください

Maoさん
Maoさん

私はダナンの出身です。旦那はアメリカ:ワシントン州の出身です。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

旦那さんとはどこで知り合ったのですか?

Maoさん
Maoさん

ダナンで知り合いました。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

ダナンに住んで良いところを教えてください。

Maoさん
Maoさん

私はダナンがとても好きです。ダナンには川もあるし、美しい海と山もあります。空気はとても澄んでいます。非常に良いところです。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

逆に(ダナンの)悪いところを教えてください。

Maoさん
Maoさん

悪いところは、環境に対する人々の意識が低くいことです。それはとても悲しい事です。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

外国人と結婚して何か困ることはありますか?

Maoさん
Maoさん

いいえ、ありません。

出会った時にはすでに二人とも年を取っていましたから。

お互いの文化は違います。

でもお互いをりかいしようとすれば、文化の違いは問題にはなりません。

つまり、お互いを理解して、共感と共有すれば何も問題にならないです。

私のように年配の人でも若い人でも、文化は少し異なったとしても、お互いを理解して共有すれば、問題は何もないです。それで皆がハッピーになります。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

次にKenさんへの質問です。あなたの出身地を教えてください。

Kenさん
Kenさん

私はアメリカのワシントン州、メープルバレーという小さな町の出身です。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

国際結婚で難しい事はありますか?

Kenさん
Kenさん

はい、それは大きな問題です。

(結婚後)彼女がアメリカに来るためにビザ取得まで1年間かかりました。

アメリカに行くために複数の会社に頼みました。ビザの発行に関して、ベトナム側が難しいだけではなく、アメリカ側もビザ取得にとても苦労しました。ベトナム人がアメリカに行くのは大変な事です。

我々は二つの会社にお願いしてアドバイスをもらいました。

ビザの問題が解決した後には、彼女のグリーンカードを取得までにも時間がかかりました。

その後にアメリカへ渡った後も、パスポート取得にも時間がかかりました。

今は彼女はアメリカとベトナムの両方の市民権を持っています。

その過程でいろいろと問題はありましたが、それでもやってよかったです。

ティエンちゃん
ティエンちゃん

ダナンに住んでみて良いところ悪いところを教えてください。

Kenさん
Kenさん

私はベトナムが大好きです。ダナンはとても嬉しいです。ダナンの人々が好きです。

唯一の問題は英語を話せる人が少ないことです。小さい子供たちは学校で英語で学ぶので話せますが、大人で英語を話せるのはわずか、私と同じくらいの年代の人たちは、「ハロー」位しか話せません。

だけど、この町に住むのは大好きですよ。とても美しいところですよ。

インタビューを終えてティエンちゃんの感想

いや~、本当にKenさんとMaoさんはとても素敵なカップルでした。素敵に年を重ねるというのはこういう事なんだなーとおもいました。お二人のお話は自信に満ちていて、おそらくこれまでの人生でいろいろな経験をされたのでしょう。それがお話の中でくみ取れます。話し方も、とても落ち着いていて、和やか。初対面の私に対してもまるで娘または孫?と話すような話し方。実際に彼らの年齢を考えると、私くらいの孫がいてもおかしくありません。

私の想像では、国際結婚というのはいろいろな問題があると思っていました。言葉の壁だけではなく、文化の違いなどなど。同じ国の人同士だって、いざ結婚して一緒に住むとお互いの違いを感じますから。それが、ましてや文化や言葉の違う人通しがひとつ屋根の下で暮らすというのは、私にとってとても興味深かったです。どうやってその違いを克服しているのか?と気になっていました。ただ、彼らにとってそれはシンプルな事でした。お互いを尊重し合い、何でも共有する、そして共感するという事なのかなあと自分なりに納得しました。ですが、これは簡単な事ではありません。彼ら位に豊富な人生経験があるからこそ、多少の違いは問題視せず、お互いを認め合い、個々の違いを克服できるのだと思います。

今回はとても勉強になりました。KenさんMaoさんありがとうございました。
Maoさんの手作りの夕飯もとても美味しかったです。
お二人ともどうぞ末永くお幸せに!

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